こんにちは!三鷹・武蔵境・新小金井・調布エリアで診察を行う、三鷹アニウェル動物病院です。今回のコラムは、『もしもエアコンが停止してしまった時の熱中症対策』について解説します。はじめにお盆を終えようとしておりますが、まだまだ暑い日が続いておりますね。この猛暑の中でエアコンが停止したら…と想像するだけで恐ろしいですよね。なおさら、体温調節が苦手な犬や猫といった動物さん達にとっては、人間以上に危険な状況です。エアコンの故障や大雨や地震などでの停電時など、夏場にエアコンが停止してしまった場合の対処法についてのコラムになります。通常時であっても熱中症対策や応急処置の知識は重要ですので、ぜひ過去のコラムもあわせてお読みいただけたらと思います。(参考コラム)・大切な家族を守る! 動物たちの熱中症対策と応急処置・愛犬・愛猫を熱中症や火傷から守るための注意点飼い主さんが在宅時にエアコンが停止した場合まずは少しでも涼しい風通しのよい部屋へ移動エアコンが停止すると、室温は一気に上昇します。ましてや昼間であれば、室温上昇のスピードは凄まじいことは容易に想像できるでしょう。飼い主さんが在宅の時であれば、速やかに愛犬・愛猫などを少しでも涼しい部屋へ移動させましょう。エアコンの故障であれば、他のエアコンがある部屋へ。もし、停電などですべてのエアコンが使えない場合は、日陰で風通しのよい少しでも涼しいお部屋への移動をお願いします。水分補給などは、いつも以上に愛犬や愛猫へ促すようにしてください。復活まで時間がかかる場合エアコンが復活するまでに時間がかかってしまうようであれば、預かりに対応している動物病院やペットホテルへ預かってもらえないかを相談してみましょう。”犬友”や”猫友”にお願いするのも一つの手です。停電など早期での解決が見込める場合一時的な停電など、早期での復活が見込まれる場合は、自動車の中でエアコンをつけて過ごす等の臨時対応を行いましょう。小まめな水分補給はとても重要です。また、車内でのストレス対策として、適度な車外での休憩・運動も必要です。エアコンが故障した時の備え保冷剤や氷を多めに準備しておく冷えている保冷剤や氷は、身体に当てることやそばに置くことで動物たちの体温を下げることが出来ます。人間の体温調整と同じ考え方で、首まわりやわきの下、足の付け根付近には太い血管があるため、ここにタオルで包んだ保冷剤を当てることで、冷えた血液が体を巡り、効果的に体を冷やすことができます。氷は、袋などにいれてタオルでくるみ保冷剤同様に体を冷やしてあげてください。小さな氷であれば、直接舐めさせるなども一時的な対応としては効果があります。【注意点】凍傷にならないように、タオル等でくるみ、冷たくなりすぎないようにしましょう保冷剤の成分には、動物たちが食べると有害な物質もあります。目を離したすきに破いたり、食べてしまわないようにしましょう氷を舐めさせる、食べさせるときに、大きすぎないようにしましょう。誤飲や歯や歯茎を傷つけてしまう可能性がありますクールグッズを用意する扇風機や接触冷感機能のあるマット等を用意しましょう。非常時でなくても、愛犬・愛猫にとって体温調整の役に立ちます。遮熱・遮光のカーテンやフィルムを設置する直射日光を防ぐだけでも、室温を抑えるためには有効な手段です。部屋の中で直射日光が入ってきやすい窓に遮熱フィルムを貼ったり、遮熱・遮光カーテンを取り入れたりすることをおすすめします。こちらも非常時だけでなく、平常時から愛犬・愛猫の熱中症対策に役立ちます。留守中にエアコンが停止した場合夏場は特に、豪雨や雷雨などの悪天候で突電停電に見舞われるリスクもあります。在宅時ならまだしも、留守中にエアコンが停止した際にはすぐに異変に気が付けるか否かが重要ですので、リスクを最小限に抑える方法も考えておきましょう。見守りカメラを設置して、定期的に異変がないかをチェックする留守中は、見守りカメラを定期的に確認することで、エアコンが故障していないか/室内に異変がないか、愛犬・愛猫などの動物たちに異変がないかを確認しましょう。エアコンの故障はカメラでは見えないため、見守りカメラから見える位置に温湿度計を設置することも重要です。しかし、停電の場合は見守りカメラ自体が作動しない可能性もあるため、天気予報や周辺の停電状況もあわせて確認するようにしましょう頼れる人に様子をみてもらう/なるべく早く帰宅するたった数分・数時間エアコンが停止しただけでも、動物たちにとっては命取りになります。なるべく早く帰宅するほか、同居する家族がいれば普段から共通の役割を話しあうことも重要です。もし、近所に信頼のおける“犬友””猫友”などがいれば、様子を確認してもらえることもあるので、日頃よりネットワークをつくっておくと安心です。留守中は水のみボウルを多く用意する犬や猫は水を飲むことでも体温を下げることができます。必要なときに、必要なだけ水分補給ができるように、十分な量の水を用意しましょう。お留守番中に水のみボウルを倒してしまう可能性もあるため、水飲みボウルは複数個を用意することをおすすめします。底が広く重さもあるような安定感が十分なボウルを用意できるとより安心です。夏場だけでなく、年中多めに水を用意してあげることは重要です。