ブラッシングには、汚れや抜け毛の取り除くことや見た目をきれいに整えるといった目的の他にも、ワンちゃんと飼い主さんとのコミュニケーションやトラブルの早期発見など、さまざまな効果があります。愛犬の皮膚病やその他の身体の異変に気が付くためにも、飼い主さんと愛犬の間で習慣にしてあげることがよいでしょう!ブラッシングは愛犬にとっても、飼い主さんにとっても無理なく継続していくためには、効率的かつ短時間でブラッシングを進めることが重要です。また、犬種やその子にあったブラシを使用することで、皮膚を傷つけるリスクも抑えることができます。本記事では、ワンちゃんにあったブラシ選びについて解説いたします。(関連コラム)・大切な日常ケアのポイント~犬のブラッシング編~・毛玉を防ぐブラッシングのコツ!愛犬のブラッシングに使用するブラシの種類愛犬のブラッシング時に使用するブラシには様々な種類があります。犬種や毛のタイプ、目的に応じて、ブラシを使い分けることで愛犬にあったケアができます。以下、主なブラシの種類についてを解説いたします。スリッカーブラシスリッカーブラシは、「くの字」型に針金がついているブラシです。多くの犬種で汎用的に使用できるブラシになります。抜け毛を取り除くことや、被毛のもつれ・毛玉をほぐすことにも役立ちます。【注意点】針金部分は鋭いため、愛犬に痛みを与えないよう力加減や使用部位には十分注意するようお願いします短毛の犬種(フレンチブルドッグ、ミニチュアピンシャー、ビーグル等)の場合、皮膚に直接的に触れてしまうため、スリッカーブラシでケアするのは適していませんピンブラシピンブラシは、ブラシの先端が丸くなっており、スリッカーブラシに比べてピン部分の隙間が大きいブラシです。見た目も触り心地も人間のヘアブラシに近いブラシです。皮膚を傷つけにくく、長い毛や細い毛が切れにくい特徴があります。長毛の犬種(ポメラニアン、パピヨン、マルチーズ、ゴールデンレトリバー等)向けのブラシです。ラバーブラシラバーブラシは、ブラシがゴムやシリコン等の柔らかい素材で出来ているブラシです。毛をとかすというよりも、マッサージも兼ねたブラッシングに向いています。短毛の犬種に適したブラシになります。コームコームは、写真のようにまっすぐなブラシの種類で、人間でいう「くし」のようなものです。抜け毛を取り除くことや、被毛のもつれ・毛玉をほぐすというよりも、スリッカーブラシ・ピンブラシを使用した後の仕上げに使用することに適しています。しっかりブラッシングが出来ているか確認をしたい場合はコームを使うことでチェックができます。毛がコームに引っかからずスッと通れば、無事に毛玉がない状態といえます。毛玉やもつれがあるのにコームをいきなり通すのは痛がってしまいますので注意が必要です。スリッカーブラシとコームの使いわけも大事なポイントです。(参考)毛玉を防ぐブラッシングのコツ三鷹アニウェル動物病院での日常ケア当院では、診療だけでなくブラッシングや爪切り、肛門腺絞りなどの日常ケアを提供しております。また、動物病院内にトリミング施設も設けておりますので、シャンプーやカットについてのご相談も受け付けております!動物病院内にあるトリミング施設だからこそ、「疾患のある子」「皮膚トラブルのある子」「シニアな子」にも対応可能しております。通常のトリミングサロンではなかなか対応が難しいという子でも、三鷹アニウェル動物病院なら受け入れが可能です。疾患や年齢にあわせて、最適なケアをともに考えられたらと思いますメディカルトリミングについての詳細はこちらhttps://ani-well.com/trimming