こんにちは。三鷹市・武蔵境駅が最寄りの三鷹アニウェル動物病院です。今回のテーマは『年末年始に増加する誤飲・誤食』についてです。クリスマス、大晦日、お正月と年末年始はイベントが多く控えていますね!そんな年末年始は、犬や猫などの動物さん達にとっても「いつもとは違う」ということが増えます。そのため、普段は起きないようなトラブルが急増する傾向があります。その中でもこの時期に急増するのが「誤飲」「誤食」です。大切な愛犬・愛猫の命を守るためにも、誤飲・誤食を防ぐための心がけと応急処置について解説していきます。参考コラム犬が食べてはいけないものについて愛犬の誤飲にご注意を!対策と応急処置についてなぜ年末年始には誤飲・誤食が増えるのか?普段はいたずらや誤飲・誤食をしないような子でも、年末年始はいつも以上に注意する必要があります。そんなトラブルが起きてしまう背景については、以下があげられます。過ごす”環境”が変わる年末年始はイベントが沢山です。いつもとは違う装飾(クリスマスツリーや花束、門松、しめ飾り等)があったり、来客のお荷物、いつもより多いゴミの量など、自宅であっても置いてあるものが変わります。また、ご実家に帰省される際にわんちゃんやねこちゃんを連れていかれる方も多いのではないでしょうか?過ごす空間が変わることで、わんちゃんやねこちゃんも興奮状態になったり、色々なものへ興味津々になってしまいます。また、親戚が集まることで、普段わんちゃんやねこちゃんが接したことがない小さなお子様やご高齢者さんとも出会う機会があります。それがより興奮状態を引き起こしたり、「食べこぼしを食べてしまった」「子どもが食べてはいけないものをあげてしまった」といったお話もよく聞きます。特別な食べ物が増えるクリスマスディナーやケーキ、おせち料理、お雑煮など、年末年始のイベントならではごちそうがテーブルに並ぶと、嗅覚の強い犬や猫はその美味しそうな香りに興味が引かれてしまいます。特に味の濃い料理や、甘い食材は注意が必要です。また、エビやカニなど犬や猫が食してはいけない食材が使用されていることも増え、アレルギー症状を起こす危険性があります。飼い主さんの注意が行き届きにくくなる来客対応が増えたり、ご実家など普段とは違う環境だと人間もバタバタしてしまい、わんちゃんやねこちゃんから目を離してしまうケースも増えがちです。そんな時に、ごちそうをテーブルに並べたまま、犬や猫の手が届く範囲にゴミが置きっぱなしなどの状況が重なると、誤食・誤飲をしてしまいやすくなります。お散歩中のゴミが増える年末年始は街全体が明るい雰囲気になりますので、街中にゴミが落ちていることも増えます。普段はあまりゴミが落ちていないような公園や道路であっても、この季節はゴミが増えていることも多々あります。また、ご実家の近くでお散歩するなど、いつものお散歩ルートとは違うとわんちゃんはより興味津々です。いつも以上に、誤食をしてしまわないように注意することが大切です。年末年始以外でも、お花見の季節も同様の注意が必要です。特に注意が必要な年末年始の食材についてクリスマスや大晦日、お正月はいつも以上に濃い味付けがされているケースが多いです。普段から食べてしまうと中毒を起こす食材も勿論のこと、塩分・糖分が多い料理も注意が必要です。味付けが濃い料理塩分や糖分が過多な食べ物の一例として、以下のような料理があげられます。ケーキ昆布巻き数の子お餅煮物中毒を引き起こす食材年末年始に限らずですが、以下のような食材は犬や猫にとって非常に危険な食材です。チョコレート、ココアブドウ、レーズンイカタコエビカニアルコールその他の食材やそれぞれの食材が引き起こす中毒は、こちらのコラムを参考にしてください。犬が食べてはいけないものについて”骨”が危険な料理チキンや魚の骨は、破片が喉や食道、胃腸に刺さったり、詰まってしまうという危険があります。ゴミの中から、美味しいニオイがする骨を探してきて、丸呑みしてしまうケースもあります。フライドチキンや焼き鳥の骨魚の骨食べ物以外に多い誤飲物食べ物以外にも、誤飲しやすいモノにも要注意です。年末年始は特に家の中にゴミが溜まりやすいので、普段以上にご注意ください。竹串、つまようじ飲み込んでしまうと、胃や腸を突き破る事故もあり得ます。開腹の手術のリスクもあり非常に危険です。飾り物クリスマスツリーの飾りやしめ飾りなどは、犬も猫も興味をもって遊んでしまい、そのうちに飲み込んでしまうことがあります。針金やプラスチックで出来ていることも多いので非常に危険です。犬用、猫用ではないもので遊ぶことは非常に危険なので避けましょう。アルミホイル、ラップ、食品包装フィルム包装しているものなどを食べてしまうと、腸に詰まってしまうリスクがあります。そうなると、開腹手術が必要なことも。透明で見えづらいこともありますので要注意です。ガムのゴミ来客のバッグの中から、ガムのゴミを食べてしまったというご相談も度々聞きます。キシリトールは犬にとって重篤な障害を起こすことが分かっており要注意です。薬親戚の方や来客者がお薬を服用されており、うっかりテーブルの上に置きっぱなしということも。薬の種類によっては命にもかかわる非常に危険なものです。食べてしまった時の対処方法食べ物であっても、ゴミであっても、犬や猫が食べてはいけないものを食べてしまった場合、すぐに動物病院を受診するようにいたしましょう。万が一、誤食してしまった場合は、以下のことを心がけましょう。家庭での応急処置の判断をしないかえって症状が悪化したり、喉や食道を傷つけてしまう危険がありますすぐに動物病院へ相談する元気そうであっても安心は禁物今は元気であっても、中毒症状や胃腸へ刺さったり詰まったりという症状は時間が経ってから顕在化することも。誤飲を疑うとき、確認すべきサイン犬が誤飲した瞬間を見た場合は、すぐに動物病院へ相談しましょう。後述いたしますが、応急処置が何よりも大切です。もし、目を離した隙やお留守番時に誤飲してしまった可能性がある場合も、可能な限り動物病院へ相談することをおすすめいたします。すぐに動物病院へ連れていけない場合、いつも以上に注意深く観察し、次のような兆候がないかよく確認してください。突然の激しい嘔吐、または繰り返す嘔吐食欲不振、全く食べない元気消失、ぐったりしている腹部の張り、痛がる仕草(触ると嫌がる)排便不調(排便がない、血便、下痢など)口やのどを気にする仕草(口をモゴモゴ、よだれが多いなど)呼吸困難、咳・ガーガーというような呼吸音繰り返しになりますが、誤飲の可能性がある場合は、すぐに動物病院へ相談し判断を仰ぐようにしましょう。命の危機がせまりますので、時間をあまり置かずに動物病院へ相談することが重要です。ご自宅で出来る予防法愛犬・愛猫の誤飲・誤食を防ぐために何よりも大切なのは、『危険なものに近づけない工夫』と『注意深くみる』ということです。【誤飲・誤食を防ぐポイント】テーブル上に食べ物を置きっぱなしにしないゴミ箱はフタ付きのものを選ぶ飾りもので遊ばせない来客時や目を離さなければならないときは、ケージの中に入ってもらう「床にあるもの、届くもの=何でも口にしてしまう」と理解する三鷹アニウェル動物病院での対応中毒を引き起こすと、命の危機にさらされます。接種した成分によっては、症状が悪化するスピードもかなり早い場合もあります。誤飲してしまった時は、とにかく応急処置が大切です。家庭で出来る応急処置には限りがありますので、経過観察をせずにすぐに動物病院へ向かってください。何か気になることがあれば、遠慮なく当院までご相談ください。(※2025年12月31日~2026年1月3日は休診日となります)年末年始の休診日について