こんにちは。
三鷹・武蔵境・小金井・調布・西東京エリアを中心に診察を行う、三鷹アニウェル動物病院です。
今回のテーマは、愛犬のお散歩にまつわる『肉球のケガ』がテーマです。
お散歩から帰ってきたとき、愛犬の体に小さな草の種やトゲがチクチクとついていた経験はありませんか?
「あ、またついてる」と何気なく取っているその植物、実はワンちゃんの皮膚や肉球を傷つける大きな原因になることがあります。
以前のコラムでは、足裏をなめ壊してしまう『指間皮膚炎』についてお話ししましたが、実はこうしたお散歩コースの「草むら」に潜むチクチクが原因で、足裏の皮膚炎や大ケガに繋がってしまうケースもあります。
参考コラム:ただの癖じゃない?足先を舐めるのは「お肌のSOS」かも!?
また、道端や草むらに落ちている「小さな石」も愛犬の肉球を傷つけてしまうことがあります。
今回は、愛犬を狙う「危険な草の種」の正体や「小石によるケガ」について、そして万が一のときの対策についてご紹介します。
愛犬の足元を狙う「ひっつき虫」の正体
ワンちゃんの皮膚や肉球、被毛にダメージを与える代表的な草の種(通称:ひっつき虫)をご紹介します。
ここで取り上げるもの以外にも危険な植物はたくさんあるため、どの時期であってもお散歩中の油断は禁物です。
メリケントキンソウ(時期:5月〜6月)
近年、全国の公園や芝生で急激に増えている外来種です。
背が低く地面にへばりついて生えるため、一見ただのきれいな芝生に見えますが、非常に硬く鋭いトゲを持っています。
ワンちゃんが踏むと肉球にダイレクトに刺さり、激痛を伴うため注意が必要です。

【参考資料・画像引用元】 鹿児島県公式ホームページ
センダングサ属(時期:秋)
細長いフォークのような形をした、定番のひっつき虫です。
一度草むらに入ると、ワンちゃんの足とお腹まわりに大量にくっついてしまうのが特徴です。

【画像引用元】Wikipedia
もしも愛犬にくっついてしまったら?正しい対処法と予防
ご紹介したような植物が、愛犬がお散歩中にくっついてしまったら、自宅でどのように対処するのが良いのでしょうか?また、どのようにすれば、防げるのでしょうか?
愛犬をケガから守るためにも、ぜひ参考にしてみてください。
自宅での安全なケア方法
お散歩後に発見しても、焦って無理やり手で引っ張ってはいけません。
トゲが皮膚に残って化膿したり、ワンちゃんが痛がって次から足を触らせてくれなくなったりします。
被毛に付いている場合は、見つけたら、まずはコーム(目の細かいクシ)を使い、毛先の方から少しずつ優しくほぐすようにブラッシングして取り除きましょう。
お散歩前の予防策
草むらに入るのが大好きなワンちゃんには、お散歩用に服や靴を着用させるだけでも、付着を防ぐことができます。
また、お散歩コースに危険な草の種がないか、まずは飼い主さんが目配りをしてあげましょう。
たかがトゲと侮れない肉球トラブル
運良くその場で綺麗にトゲが抜ければ良いのですが、もし皮膚の奥にトゲの破片が残ってしまった場合、肉球を切開し、異物を取り除いて縫合する手術が必要になることがあります。
実は植物のトゲだけでなく、道端にある何気ないものでも大ケガに繋がることがあります。
【当院の症例】小さな石が肉球に埋まってしまった
お散歩中に小さな小石が肉球の奥深くに埋まってしまい、切開して取り除く手術を行ったワンちゃんがいました。 タイミングや踏み方によっては、道端の小石であっても肉球に深く刺さり込み、自力では抜けなくなってしまうことがあるのです。



知っておきたい「肉球の治療」の難しさとリスク
肉球はワンちゃんにとって、非常に治療が難しい場所です。
傷口がくっつきにくく、完治に時間がかかる
肉球は常に体重がかかり、地面に接する場所です。歩くたびに傷口が引っ張られてパカパカと動きやすいため、他の皮膚に比べて非常に傷がくっつきにくいという特徴があります。そのため、完治まで長い日数がかかってしまいます。
ワンちゃんにかかる大きなストレス
治療中
治療中は、傷口を気にして舐めてしまうのを防ぐために「エリザベスカラー」の着用が必須になります。 歩くときの違和感や、カラー生活による不自由さは、ワンちゃんにとって大きなストレスになります。
は、傷口を気にして舐めてしまうのを防ぐために「エリザベスカラー」の着用が必須になります。 歩くときの違和感や、カラー生活による不自由さは、ワンちゃんにとって大きなストレスになります。
たった一つの小さなトゲや小石が、愛犬に長い闘病生活としんどい思いをさせてしまう原因になってしまうのです。
異変を感じたら無理せず当院へ
チクチクの被害は、単に「取るのが大変」というだけでなく、前回のテーマである「指間皮膚炎」を引き起こしたり、最悪の場合は麻酔をかけて、肉球の切開や縫合をしなくてはいけない大がかりな手術が必要になることもあります。
お散歩の途中や帰宅後に、急に足を上げてケンケンしている、または足裏を執拗に舐めているときは、すでにトゲや異物が刺さっているサインかもしれません。
お家で無理に抜こうとすると、トゲが途中で折れて奥に残してしまうリスクが高まります。「刺さって抜けない」「奥に入り込んでいる気がする」「触ると激しく痛がる」という場合は、すぐに当院へお連れください。
6月~8月限定「夏の皮膚と耳のケア診療」実施中!
当院では今月から、ワンちゃん・ネコちゃんが快適に夏を乗り切るための特別診療を行っています。
期間中は通常の診察料のみで、皮膚のチェックはもちろん、簡易カメラを使って普段は見えないお耳の奥まで一緒にご確認し、コンディション診断シートのプレゼントもご用意しております。
参考コラム:夏の耳と皮膚のケア診療
お散歩後の足元や全身チェックを習慣にして、大変なトラブルになる前に、愛犬の健康を一緒に守っていきましょう!
三鷹アニウェル動物病院について
三鷹アニウェル動物病院は、三鷹市井口を拠点に日々の診療を行っております。
三鷹市・武蔵野市・小金井市・西東京市・調布市など、幅広い地域の方々にお越しいただいております。
「なんとなく元気がない」「いくつか気になる症状があるけれど、どこに相談したらいいかわからない」そんなときこそ、見逃されがちな小さなサインをていねいにくみ取りながら、その子にとって最もふさわしい方法を、一緒に考えていきます。
当院では、犬・猫・うさぎ・ハムスター・ハリネズミなど、幅広く診療を行っております。
総合診療を提供しており、内科や皮膚科、整形、眼科、腫瘍、歯・口腔、耳鼻科、泌尿器、呼吸器・循環器、消化器など幅広く対応しております。
予防接種やフィラリア症予防、避妊・去勢手術などもお任せください。
診療だけでなく、犬や猫、うさぎ等と暮らす上での行動や接し方などについても、多くご相談いただいております。
休診日を設けておらず、日曜・祝日も19時まで診療を行っております。どの曜日でも診療をお受けいただけますので、ご安心いただけたらと思います。
アクセスについて
電車でお越しの方
JR中央線「武蔵境駅」、西武多摩川線「新小金井駅」が最寄り駅となります。
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動物病院の前に、専用駐車場(無料)あり
満車の場合は、近隣のコインパーキングをご利用ください(1時間分の駐車料金を弊社にて負担いたします)
【提携パーキング】
すぐそばにバス停もございますので、各駅からのバスアクセスも可能です。
詳細は、HPよりご確認ください。

