こんにちは!三鷹・武蔵境・新小金井・調布エリアで診察を行う、三鷹アニウェル動物病院です。ご自宅で出来る愛犬・愛猫の簡単な健康チェックは、病気の早期発見につながり、愛するペットの健康を守る第一歩です。日頃からボディチェックの習慣をつけて、小さな変化にも気づいてあげましょう。今日は、『適切な飲水量』についてです。体調を崩した時、疾患を患っている時には、飲水量に表れることが多くあります。サインを見逃さないように普段から心がけて見守りましょう。(ご参考)おうちで出来る!愛犬・愛猫の10の健康チェックはじめに「うちの子、水をたくさん飲むようになったな」「前より水を飲まなくなった気がする…」。そんな風に感じたことはありませんか?実は、犬や猫の飲水量は、健康状態をはかるための大切なバロメーター。日頃から飲水量をチェックすることで、病気の早期発見につながることもあります。今回は、愛犬・愛猫の適切な飲水量や、飲水量で気づける体のサインについてお話しします。飲水量の目安を把握しましょう犬や猫の1日の飲水量は、体重1kgあたり40〜60mlが目安とされています。体重5kgの犬なら、1日に200〜300ml体重3kgの猫なら、1日に120〜180mlこの量を目安に、普段からどのくらい水を飲んでいるか把握しておきましょう。それぞれの子にとって、適切なお水の量は異なります。目安の量を意識しつつ、普段からどれくらいのお水を飲むのかを見ておくことが重要です。こんな時は要注意!飲水量からわかる体のサイン飲水量が急に減ったり、逆に増えたりした場合は、何らかの体の変化が起きている可能性があります。いつも以上に様子を注意深く観察して、異変を見逃さないようにしましょう。異変・違和感を感じたら、すぐに動物病院へ相談しましょう。水をあまり飲まなくなった(飲水量の減少)水分の摂取量が減った要因として考えられるのは、 「ウェットフードに切り替えた」「気温の低下」「活動量の低下」等が挙げられます。「活動量の低下」は、身体の異変の可能性もありますが、子供から大人になることで落ち着いたということや、加齢による正常な範囲内での体力低下が考えられます。しかし、水をあまり飲まなくなったことは、病気のサインかもしれません。具体的には、以下のような場合が考えられます。膀胱炎や尿路結石:排尿時の痛みが原因で、水を飲むのをためらうことがあります。口内炎や歯周病:口の中の痛みから、水を飲むことを嫌がることがあります。食欲不振、元気がない:体調不良のサインとして、飲水量が減ることがあります。水をたくさん飲むようになった(多飲)多飲の原因として考えられるのは、「運動量の増加」「気温の上昇」「ドライフードを多く食べたなど」等が挙げられます。夏場は多くの子の摂取する水分量が増えます。暑いときに水分を沢山摂取するようになるのは、人間と同じです!犬や猫、うさぎ等は基本的には汗をかかない(肉球や鼻先に汗をかく程度)ですが、水分をとることでも体温調整を行います。また、食事が影響の場合には、元々フードをふやかしていた場合やウェットフードを食べていた場合、ドライフードに切り替えることで食事で出来る水分量が変わります。そのために、水を飲むことで水分を摂取します。水を飲まなくなることで、体調不良や病気の可能性を疑う方は多いですが、沢山お水を飲む(多飲)することも病気の兆候になる可能性があります。以下の疾患の可能性がありますので、他にも異変を感じたらすぐに動物病院へご相談ください。糖尿病:血糖値が高くなり、喉が渇きやすくなります。副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)(犬に多い):副腎からコルチゾールというホルモンが過剰に分泌される病気で、多飲多尿が代表的な症状です。甲状腺機能亢進症(猫に多い):甲状腺ホルモンが過剰になると新陳代謝が活発になり、多飲多尿が見られます。慢性腎臓病:腎臓の機能が低下し、おしっこで排出する水分量が増えるため、水を多く飲むようになります。子宮蓄膿症(メスの場合):子宮に膿がたまる病気で、多飲多尿の症状が見られます。飲水量を増やすには?特に猫は、本能的に水を飲む量が少ない動物です。飲水量を増やしてあげるための工夫をいくつかご紹介します。いつでも新鮮な水を:こまめに水を交換し、常に新鮮な水が飲めるようにしましょう。飲み水の場所を増やす:部屋のあちこちに水飲み場を置くことで、飲む機会が増えます。器を変えてみる:陶器やステンレスなど、器の素材や形を変えてみると好んで飲むようになる子もいます。水の温度を変えてみる:冷たい水、少しぬるい水など、好みの温度を探してみましょう。水に風味をつける:猫用のかつお節でとっただし汁を少量混ぜるなど、香りで興味を引くのも効果的です。ドライフードをふやかしてみる:お湯や水でドライフードをふやかしたり、ウェットフードを混ぜることで水分量を増やすことができます最後に動物さんたちは、本能的に体の異変を隠すような傾向があります。愛犬・愛猫が「いつもと違うな」と感じたら、それは大切なサインかもしれません。ご自宅で飲水量を測ってみる際は、朝一番に水の量を計量カップで測り、翌朝に残った水の量を測って差し引くのがおすすめです。「この飲水量は大丈夫かな?」と心配になったり、多飲多尿以外にも気になる症状が見られたりした場合は、お気軽にご相談ください。三鷹アニウェル動物病院について三鷹市や武蔵野市、調布市、小金井市、西東京市を中心に多くの患者様よりご相談をいただいております。犬や猫、うさぎ、ハリネズミ、ハムスター等の幅広い動物さん達を診療しておりますので、何かご不安なことがあれば遠慮なくご連絡くださいませ。また、人間と同様、中年期(小型犬・中型犬・猫で6歳位~、大型犬で5歳位~)からは栄養の代謝が低下してくると共に、心臓病・腎臓病・肺・気管などの呼吸器疾患、腫瘍などの疾患にもかかりやすくなってきます。小さなサインに早期に気づくことが何よりも重要です。1日でも長く、健康で幸せな暮らしを過ごすために、年に1回以上の健康診断を行うことを推奨しています。(参考)当院でのワクチン接種・定期健診について