狂犬病ワクチンや混合ワクチンといった、予防接種を近い時期に打たれる方も多いかと思います。狂犬病ワクチンの接種は法廷義務ですし、混合ワクチン接種も証明書をトリミング施設やドッグラン等で求められることも多いため、急いで取得されたいという方もよくいらっしゃいます。しかし、異なるワクチンの同時接種は避けて、一定期間を空けることが推奨されております。なぜワクチン接種の間隔をあける必要があるのかを本コラムでは解説いたします。異なる種類のワクチンを接種する際の間隔について混合ワクチン(生ワクチン)と狂犬病ワクチン(不活化ワクチン)は、それぞれワクチンの種類が異なるため、同時接種は避けて、下記のような一定の間隔を空けて接種していただく必要があります。・(先)混合ワクチン→(後)狂犬病ワクチン:1か月以上の間隔をあけてください・(先)狂犬病ワクチン→(後)混合ワクチン:1週間(7日)以上の間隔をあけてください厚生労働省「狂犬病集合予防注射実施のためのガイドライン」よりそれぞれのワクチンの効果を十分に発揮させ、副反応のリスクを最小限に抑えるために必要な間隔です。接種のご予定に関してご不明な点がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。混合ワクチンの「生ワクチン」とは?生ワクチンは、「弱くした生きたウイルス」を体内に入れることで、ウイルスがゆるやかに増え、免疫が反応するように設計されています。この免疫反応はゆっくり進むため、しっかり定着するまでには少し時間がかかります。この時期に別のワクチンを打ってしまうと、体の中で反応が重なり、うまく処理できなくなることがあります。結果として、どちらのワクチンも十分な効果を発揮できない可能性があるのです。このような現象は、専門的には『干渉(interference)』と呼ばれることもあります。こうした理由から、生ワクチンを接種したあとは、不活化ワクチンを打つときよりも長めに間隔をあける必要があります。当院でのワクチン接種について三鷹アニウェル動物病院では、武蔵野市・三鷹市・小金井市・調布市・狛江市を中心に多くの患者様からのワクチン接種のご相談をいただいております。動物たちだけでなく、人間の健康と安心・安全にむけて、適切な狂犬病ワクチン接種、混合ワクチン接種のご案内をしております。ワクチン接種(狂犬病ワクチン・混合ワクチン)により、アレルギー反応が起こる場合があります。アレルギーの症状としては、主に嘔吐・下痢・湿疹・発赤・顔面が腫れるなどの症状が出る場合と、稀にぐったりしたり、血圧が下がり、ショック状態に陥る、アナフィラキシーショックという命に関わる副作用がでることがあります。当院では、アレルギー症状が起こった場合に適切な対応・処置をさせていただくためにも、ワクチン接種の時間は午前中を推奨しており、遅くとも17時までをお願いしております。なお、当日も診断のうえ、ワクチン接種が可能かを判断させていただきますが、動物達の体調の良い日にご来院いただくようお願いします。また、ワクチンの種類によっては、接種間隔を1か月空ける必要がありますので、事前に当院までご相談ください。予防接種後は、激しい運動は避け、なるべく安静にして様子をみてあげてください。