こんにちは!三鷹・武蔵境・新小金井・調布エリアで診察を行う、三鷹アニウェル動物病院です。
今日のコラムは、『耳の病気』についてです。
犬・猫ともに耳の病気は様々です。その原因も、細菌やアレルギー、ホルモン失調、腫瘍など多岐に渡ります。大切な愛犬や愛猫の耳の健康を守るために、耳の病気と予防法・治療法について学んでいきましょう。
はじめに
耳の病気はさまざま。耳介部分の脱毛や炎症などの病変を起こすもの、耳道内部に病変を起こすもの等があります。場合によっては、その両方を起こすもあります。耳の病気と思いきや、全身の皮膚症状の一部として出現するものもありますので、その子の全身の状態を把握することが重要です。
原因も細菌や寄生虫などの感染、ホルモン失調、遺伝性疾患、腫瘍など多岐にわたります。アレルギー等、その子の体質や普段の食事が関与していることもあります。
耳の疾患の種類について
犬や猫の耳の疾患には、様々な種類があります。その中でも、外耳炎や中耳炎については、人間の疾患名も同じため、お聞きになったことがある方も多いのではないでしょうか。
【代表的な耳の疾患】
外耳炎
中耳炎
内耳炎
耳ヒゼンダニ症
耳血腫
耳の疾患の原因
原因も多岐に渡り、主に以下の原因があげられます。痒がっているものの、臭いや耳垢などの症状が見られない場合は、乾燥やストレスも考えられます。
【耳の疾患の主な原因】
細菌
寄生虫などの感染
ホルモン失調
遺伝性疾患
腫瘍
湿度の上昇
乾燥
ストレス
どんな様子や症状があれば注意?
犬や猫に耳の疾患がある場合、主に以下のような様子や症状がみられます。痒みや痛みを放置すると、さらに悪化したり愛犬や愛猫に大きなストレスが溜まったりと悪影響がでることも。
犬や猫は言葉が話せないため、飼い主さんが早期に異変に気が付いてあげることがとっても重要です。
臭いが強い
耳垢が多い
耳を頻繁に掻く
頻繁に頭を振る
頭を床にこする
耳を触るのを嫌がる
耳の中や周辺の皮膚の赤みが強い
治療について
耳の疾患の原因や背景にある基礎疾患を調べるために、様々な検査が必要になる場合もあります。目の前の炎症などは抑えることが出来ても、根本の原因に対処できなければ治療が長期化したり、場合によっては悪化させてしまう可能性もあります。その子にあった治療方法をともに考えていきましょう。
例えば、外耳炎の場合の治療は、耳道の洗浄や清拭を行った後に外用薬を点耳する方法が一般的です。ただし、重度の細菌感染をしている場合や、耳ダニや真菌の感染、中耳炎や内耳炎の併発などがある場合などは、注射や内服を併用する場合があります。
さらに、難治性の場合は耳道切開や切除などの外科的処置が必要となるケースもあります。
慢性化した外耳炎は難治性で、長期にわたり治療を継続する必要がありますので、根気よく治療することが大切です。
注意が必要な犬種や猫種について
犬では、垂れ耳を持つダックスフント、耳道内の被毛を持つプードル、垂れ耳&耳道内被毛に先天的な角化異常症を持つアメリカンコッカスパニエル、アトピー性皮膚炎を持ちやすい柴犬、レトリバー、ウエストハイランドホワイトテリア、フレンチブルドッグなども注意が必要です。
猫の場合は、種類以上に生活環境による影響が大きいです。外出の多い猫や子猫では耳ダニ(耳疥癬)の感染が多く起きます。
三鷹アニウェル動物病院について
三鷹市や武蔵野市、調布市、小金井市、西東京市を中心に多くの患者様よりご相談をいただいております。
犬や猫、うさぎ、ハリネズミ、ハムスター等の幅広い動物さん達を診療しておりますので、何かご不安なことがあれば遠慮なくご連絡くださいませ。
耳の疾患に限らず、大切な家族の小さなサインに早期に気づくことが何よりも重要です。1日でも長く、健康で幸せな暮らしを過ごすために、年に1回以上の健康診断を行うことを推奨しています。

