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コラム

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愛犬のサマーカットは本当に涼しい? ~メリット・デメリットと失敗しないための注意点~ 

こんにちは。

三鷹・武蔵境・小金井・調布・西東京エリアを中心に診察を行う、三鷹アニウェル動物病院です。

今回のテーマは、この時期になるとご相談も多い、暑さ対策の『犬のサマーカット』についてです。

日本の夏は年々厳しさを増しており、熱中症から愛犬を守るための暑さ対策は欠かせません。その中で、多くの飼い主様が検討されるのが、被毛を短く刈り上げる「サマーカット」です。

「毛を短くすれば涼しくなるはず」と思われがちですが、実は犬の被毛には夏の暑さや日差しから身を守る重要な役割があります。そのため、安易に短くしすぎると、かえって体調不良や皮膚トラブルを引き起こす原因になることもあります。

今回は、サマーカットのメリット・デメリット、そして愛犬に合わせた正しい夏のトリミング選びについて詳しくお伝えします。

そもそも犬の毛の役割は?

サマーカットのリスクを理解するためには、まず犬の毛の構造を知る必要があります。犬の被毛は大きく分けて2つのタイプがあります。

ダブルコート(二重毛)

  • 特徴:太くしっかりした「オーバーコート(上毛)」と、綿毛のように柔らかい「アンダーコート(下毛)」の2層構造です。

  • 代表犬種:ポメラニアン、チワワ、ダックスフンド、柴犬、ゴールデンレトリバーなど

  • 夏の仕組み:春になるとアンダーコートが抜け落ち(換毛期)、毛の密度を減らすことで風通しを良くし、夏の暑さに適応します。

シングルコート(単層毛)

  • 特徴:アンダーコートがほとんどなく、毛が年間を通して少しずつ伸び続けます。換毛期がありません。

  • 代表犬種:トイプードル、マルチーズ、シーズー、ヨークシャーテリアなど

特に、ダブルコートの犬種は、毛を短く刈りすぎることで本来の体温調節機能が壊れてしまうリスクが高いため、サマーカットには慎重な判断が必要です。

サマーカットのメリット

適切な範囲で行うサマーカットには、愛犬にとって多くのメリットもあります。

  1. 熱がこもるのを防ぎ、通気性を高める

    毛量を適切に減らすことで、体表近くの風通しが良くなります。特に、湿度の高い日本の夏において、被毛の中に熱や湿気がこもるのを防ぐ効果があります。

  2. 皮膚の異常を早期発見できる

    毛が短くなることで、地肌が直接目に入るようになります。夏に増える湿疹(膿皮症など)や赤み、ノミ・マダニの寄生、小さな腫瘍などを飼い主様が早く見つけやすくなります。

  3. 日常のお手入れやシャンプーが楽になる

    夏場はお散歩後に足を洗ったり、頻繁にシャンプーをしたりする機会が増えます。毛が短いと乾かす時間が大幅に短縮され、生乾きによる雑菌の繁殖や、ドライヤーの熱による熱中症のリスクを減らせます。

サマーカットのデメリットとリスク

良かれと思ってのサマーカットでも、実は愛犬にとってはデメリットが大きかったり、健康上のリスクになってしまうこともあります。

  1. かえって暑くなる(直射日光の熱が体内に届く)

    犬の毛は、日光の熱を遮断する「断熱材」の役割を果たしています。毛を短くしすぎると、直射日光が地肌に直接当たり、かえって体感温度が上がって熱中症のリスクが高まります。

  2. 紫外線による皮膚ダメージ(日焼け・皮膚炎)

    犬の皮膚は人間の約3分の1ほどの厚さしかなく、非常にデリケートです。紫外線を直接浴び続けることで、日焼けによる炎症を起こしたり、皮膚のバリア機能が低下してカサつきやフケの原因になったりします。

  3. 虫刺されやケガのリスク増加

    被毛は、蚊やノミ・マダニ、アブなどの虫から皮膚を守る鎧でもあります。また、お散歩中に草むらに入った際、草の葉先で皮膚を傷つけてしまうリスクも高くなります。

  4. 毛質が変わる・生えてこなくなる(毛周期停止)

    特に、ポメラニアンやチワワ、ダックスなどのダブルコートの犬種をバリカンで短く刈ると、その後「毛が異常にゴワゴワになる」「まだらにしか生えない」「何ヶ月も生えてこない」という現象が起きることがあります。元の美しい毛並みに戻るまで、数年かかるケースも少なくありません。

失敗しない夏のトリミング

愛犬を夏の暑さから守りつつ、皮膚や毛並みの健康を維持するためには、以下のポイントを意識してトリマーや獣医師に相談してみましょう。

  • バリカンではなく「ハサミ仕上げ」を選ぶ
    地肌が透けて見えるような長さ(バリカンでの極端な短刈り)は避け、ハサミを使って地肌から数センチの長さを残すカットをオーダーしましょう。これだけで直射日光と紫外線を遮ることができます。

  • 「レーキング(アンダーコート処理)」を活用する
    ダブルコートの犬種の場合、全体の長さを変えずに、暑さの原因となる死毛(不要なアンダーコート)だけを専用の器具で間引く「レーキング」という技術が非常に有効です。毛並みを保ったまま、涼しさを確保できます。

  • お腹まわりや足裏だけを短くする
    犬は冷たいフローリングや保冷剤にお腹を当てて体を冷やします。そのため、背中の毛は残し、熱がこもりやすいお腹まわりや、足の裏の毛だけをすっきりと短く刈る部分カットもおすすめです。

サマーカットをした後のアフターケア

もしも、サマーカットを行った場合は、飼い主様による日常生活でのフォローが必須です。

  • お出かけ時は「夏用の服」を着用する
    外出時は、直射日光や虫から皮膚を守るために、遮熱効果のある薄手の服や、水に濡らして冷やすクーリングウェアを着せてあげてください。

  • エアコンによる室内の冷えすぎに注意する
    毛が短くなった犬は、エアコンの冷風をダイレクトに受けるため、室内で冷えすぎてしまうことがあります。ペットベッドにブランケットを用意するなど、自分で体温調節できる環境を作りましょう。

迷ったら当院のトリマー・獣医師にご相談ください

サマーカットにはメリットとデメリットの両面があり、犬種や年齢、その子の皮膚の状態によって「最適な長さ」は異なります。一概に「すべての犬にサマーカットが悪い」というわけではありません。

当院では、ワンちゃんごとの皮膚コンディションやライフスタイルに合わせたトリミングのご提案を行っています。「うちの子の毛質だとどこまで切っていい?」「夏の皮膚トラブルが心配」という方は、ぜひお気軽にスタッフまでご相談ください。

健康で快適な夏を、愛犬と一緒に乗り切りましょう。

三鷹アニウェル動物病院のメディカルトリミング

通常のトリミングサロンでは難しい子でも、三鷹アニウェル動物病院なら受け入れが可能です。

  • 疾患のある子

  • 皮膚トラブルのある子

  • シニアの子

  • 猫シャンプー

三鷹アニウェル動物病院のトリミングでは、トリミングの前に獣医師・動物看護師が視診で体調チェックを行います。

皮膚や目、耳等の状態を確認することで、毛や体を綺麗にするだけでなく、動物たちの心身の健康を維持するための対応を行います。

万が一、体調に異変があった場合も、すぐそばに獣医師・動物看護師がいるので適切な対応が可能です。

武蔵境、三鷹、調布、新小金井を中心に来ていただいておりますが、他の地域からも沢山お越しいただいております。

その子の性格や疾患、年齢にあわせて、最適なケアをともに考えていきましょう。

メディカルトリミングについて

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JR中央線「武蔵境駅」、西武多摩川線「新小金井駅」が最寄り駅となります。

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  • 動物病院の前に、専用駐車場(無料)あり

  • 満車の場合は、近隣のコインパーキングをご利用ください(1時間分の駐車料金を弊社にて負担いたします)

【提携パーキング】

・三井のリパークブックオフ武蔵境連雀通り店

・SANパーク三鷹井口1

すぐそばにバス停もございますので、各駅からのバスアクセスも可能です。

詳細は、HPよりご確認ください。

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