こんにちは。
三鷹・武蔵境・小金井・調布・西東京エリアを中心に診察を行う、三鷹アニウェル動物病院です。
今回のテーマは、『犬のお散歩中の思いやり』についてです。
愛犬とお散歩をしているときや、動物病院の待合室で過ごしているとき、首輪やリードに黄色いリボンをつけているワンちゃんを見かけたことはありませんか?
「可愛いアクセサリーかな?」と思うかもしれませんが、実はこれ、世界中で広まっている「イエローリボン犬(The Yellow Dog Project)」という大切なメッセージです。
言葉を持たないワンちゃんとその飼い主さんからの、「お願いだから、いまは少しだけ距離を置いてそっと見守ってください」という静かなSOSのサインなのです。
なぜ犬にとっては「距離が必要」なのか?
黄色いリボンをつけているワンちゃんには、それぞれ抱えている事情があります。
決して「凶暴だから」「攻撃的だから」という理由ばかりではありません。
病気や怪我の治療中・手術の回復中
体に痛みがあったり、術後の傷口をかばったりしている時期です。急な動きや近づいてくる他の犬に驚いて体を痛めてしまうのを防ぐため、安静を保つ必要があります。
怖がり・トラウマ・社会化の途中
過去の経験から人や他の犬に強い恐怖を感じてしまう子や、保護されたばかりで新しい環境に慣れようと少しずつ頑張っている最中の子もいます。
トレーニングに集中したい時期
興奮しやすい性格を克服するため、あるいは社会性を身につけるために、飼い主さんと集中して練習を行っている場面です。
高齢(シニア犬)や持病による体力の低下
視力や聴力が衰えていて、急に近づかれると大きなパニックを起こしてしまう場合があります。
黄色いリボンを見かけたとき3つのやさしさ

もし、黄色いリボンをつけたワンちゃんに出会ったら、特別な道具や難しい工夫は要りません。
以下の「3つのやさしさ」を実践してみてください。
そっと距離をあける
正面から直接近づかず、すれ違うときは十分なスペースを保ちます。
自分の愛犬を近づけない
「うちの子はおとなしいから大丈夫」と思っても、相手にとってはプレッシャーになります。リードを短く持ち、挨拶を控えましょう。
じっと見つめず、関心を向けない
正面から目線を合わせる行為は威嚇や圧迫感に繋がります。何事もないように静かに通り過ぎてあげるのが一番の配慮です。
リボンがなくても大切な「安心できる距離」
それでは、黄色いリボンをつけていないワンちゃんであれば、気軽に近づいても大丈夫なのでしょうか?
私たち人間と同じように、ワンちゃんにもそれぞれ「安心できる距離」があります。ほかのワンちゃんが大好きな子もいれば、少し離れていたほうが安心できる子もいます。その日の体調や気分、相手との相性によっても心地よい距離は変わります。
リボンがない場合でも、相手の様子をよく見守ることが大切です。
お散歩中に知っておきたい、優しさのヒント
お伝えさせていただいた通り、お散歩をしているワンちゃんには、それぞれ事情を抱えています。
犬同士、飼い主同士がお互いに気持ちよく過ごすためのヒントをお伝えさせてください。
排泄をしているときは、とてもデリケートな状態
お散歩中に出会ったワンちゃんが排泄をしているときは、身動きが取りにくく、犬にとっては無防備でとても緊張しやすい状態です。
また、排泄が終わった直後は緊張が一気にほぐれ、ついつい嬉しくなって興奮してしまうこともあります。意図せず急に動き出してしまうことがありますし、飼い主さんも後始末で手が離せないタイミングです。
排泄中のワンちゃんを見かけたら、立ち止まらずにそのまま静かに通り過ぎたり、少し道をゆずって距離を保ってあげたりすると、お互いに安心して過ごせますね。
リードによって、近づきたいけど、近づけない状態
リードにつながれている状態では、「挨拶したいけれど行けない」「少し怖いから離れたいのに離れられない」といったように、気持ちの葛藤が生まれやすくなります。こうした緊張が重なると、普段以上につい強く反応してしまうこともあります。
普段はとてもおだやかな子であっても、急な近づきで驚いてしまったり、リードが絡んでしまったりすることもありますので、少し余裕をもった距離で見守ってあげることが大切です。
挨拶をしたいときのステップとすれ違いの思いやり
お散歩中に「ご挨拶させてあげたいな」と思ったら、いきなり近づくのではなく、まずは「少しご挨拶させてもらっても大丈夫ですか?」と、相手の飼い主さんに一声かけてみましょう。
もし、相手の飼い主さんが少し距離をとろうとされている様子であれば、立ち止まらずに静かにすれ違えるよう道をあけてあげるのが優しさです。
ワンちゃん同士のご挨拶は、直接ふれあうことだけではありません。お互いを尊重しながら静かにすれ違うことも、立派なコミュニケーションです。
「そっとしておく」という一番温かい愛情
黄色いリボンがある子にもない子にも、それぞれに「安心できる距離」があります。「仲良くなれたらいいな」という気持ちと同じくらい、「この子は今どんな風にしてもらうと安心かな?」と想像してみることが大切です。
動物病院の待合室やお散歩道で、「あえて関わらずにそっと見守ってあげること」も、ワンちゃん同士・飼い主さん同士の素晴らしい思いやりです。
イエローリボンの意味が広まり、すべてのワンちゃんが安心して暮らせる社会になるよう、当院も応援しています。愛犬の行動や通院時のストレスなどでお困りのことがありましたら、どうぞお気軽にスタッフまでご相談ください。
三鷹アニウェル動物病院について
三鷹アニウェル動物病院は、三鷹市井口を拠点に日々の診療を行っております。
三鷹市・武蔵野市・小金井市・西東京市・調布市など、幅広い地域の方々にお越しいただいております。
「なんとなく元気がない」「いくつか気になる症状があるけれど、どこに相談したらいいかわからない」そんなときこそ、見逃されがちな小さなサインをていねいにくみ取りながら、その子にとって最もふさわしい方法を、一緒に考えていきます。
当院では、犬・猫・うさぎ・ハムスター・ハリネズミなど、幅広く診療を行っております。
総合診療を提供しており、内科や皮膚科、整形、眼科、腫瘍、歯・口腔、耳鼻科、泌尿器、呼吸器・循環器、消化器など幅広く対応しております。
予防接種やフィラリア症予防、避妊・去勢手術などもお任せください。
診療だけでなく、犬や猫、うさぎ等と暮らす上での行動や接し方などについても、多くご相談いただいております。
休診日を設けておらず、日曜・祝日も19時まで診療を行っております。どの曜日でも診療をお受けいただけますので、ご安心いただけたらと思います。
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電車でお越しの方
JR中央線「武蔵境駅」、西武多摩川線「新小金井駅」が最寄り駅となります。
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動物病院の前に、専用駐車場(無料)あり
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すぐそばにバス停もございますので、各駅からのバスアクセスも可能です。
詳細は、HPよりご確認ください。

