こんにちは。三鷹・武蔵境・小金井・調布エリアで診察を行う、三鷹アニウェル動物病院です。今日のコラムは、『症状を正しく伝えるための準備』についてです。どうしても愛する家族であるペットの体調が急変したとき、不安と焦りで頭が真っ白になってしまうものです。しかし、その不安な気持ちのまま病院へ行くと、「あれもこれも伝え忘れた…」と後悔してしまうかもしれません。ご自宅での「いつもの様子」と「異常な様子」は、診察をする上では重要な手掛かりです。このコラムでは、動物病院でスムーズに症状を伝えるための準備をご紹介します。事前に準備をしておくことで、不安を安心に変え、早期治療に繋げましょう。(関連コラム)おうちで出来る!愛犬・愛猫の10の健康チェック事前の情報整理症状の発生状況の確認いつから、どのような症状が出ているか(時間、頻度、色、量など)を確認しておきましょう。「元気がない」なら、「普段は散歩で走るのに、今日は10分で歩かなくなってしまった」と、普段との違いを伝えることで、重症度を把握しやすくなります。伝えるべきこと具体的な伝え方の例いつから?「昨日の夜から」「3日前から」「ご飯を変えた直後から」頻度や回数「嘔吐は今朝だけで3回」「ごはんはいつもの半分だけ」持続時間「発作は40秒続いた」「下痢は丸2日間続いている」ご家族などで複数の方でお世話をされている場合は、皆様で体調や症状の変化について情報を共有しておきましょう。例えば…・食欲が無い!と思って診察に来たら、家族が既にご飯をあげていて、お腹いっぱいなだけだった…・急に下痢した!いつもと同じものをあげているのに!と思ってたら、実は昨日夕食の時、落ちた物を食べてしまっていた…後から情報が判明すると、適切な検査を行うタイミングを逃してしまったり、本来必要のない検査で、動物への負担だけでなく、飼い主さんへの経済的負担も増してしまうことがあります。症状を的確に伝える準備実際に持ってくる・排泄物(尿・便・嘔吐物など)に異常がある場合は、出来るだけ新鮮なものを持参できると診断のヒントになります。・診察前に、目やに(眼脂)や鼻水(鼻汁)をきれいに拭き取ってしまうと、原因を特定するための重要な検査(細菌やウイルスの検査)ができなくなることがあります。・皮膚に赤みやフケ、痒みなどの異常が見られる場合は、出来るだけ直前のシャンプーは控えてお連れください。シャンプーで症状の原因となる菌や寄生虫が洗い流されてしまい、正確な皮膚検査ができなくなる可能性があります。・誤食をしてしまった時には、実物や同じ種類のものを持参して下さい。「毒性・成分」と「大きさ・形状(詰まるリスク)」を正確に把握する事により、診断のヒントになります。写真を撮影する判断に迷う症状、またはすぐに来院できない場合は、症状が出ている部分(皮膚、目、口など)の写真を数枚、日付が分かる様に撮っておきましょう。症状は時間とともに変化します。特に皮膚の小さな発疹や目の充血などは、変化の記録が重要です。迷ったらまず写真を撮り、経過を記録しておきましょう。動画を撮影する動物病院の診察では、家で起こった症状が「再現されない」ことが非常によくあります。診察時に役立つように、症状が出た瞬間の様子を動画で記録することは、獣医師が正確な診断を下すための重要な情報となります。症状別ポイント撮影の要点発作・痙攣開始から終了までの全身を撮影発作や痙攣が何分間起きていたかの把握が可能歩行・動きの異常痛がっている足のアップではなく、全身を入れて横と後ろから歩いている様子を撮影咳・呼吸困難テレビなどの雑音を消し、音と呼吸の全身の様子を撮影異常行動ずっと同じ場所をグルグル回る、舐め続けるなど、普段と違う異常な行動が起きている様子を撮影嘔吐・排泄吐いている(排泄している)最中と直後の状態を撮影現在の状況だけでなく「既往歴」を伝える既往歴とアレルギー情報初めて行く病院の場合は、過去の大きな病気や手術、アレルギーの有無、現在服用中の薬は、忘れずに伝えられる様に事前にメモにまとめておきましょう。以前の健康診断の結果や、他の動物病院で受けた検査結果(血液検査、レントゲンなど)は、できる限りお持ちください。ワクチン接種やフィラリア予防の最終実施日も、感染症リスクの判断材料になります。いざという時に焦らず、スムーズに診察を受けるために、重要な情報をファイリングやノートにまとめておきましょう。環境変化と食生活症状が出る直前の環境変化(引っ越し、新しいペットが増えたなど)や、いつもと違う食べ物を与えたかなど、思い当たるきっかけを正直に伝えましょう。三鷹アニウェル動物病院での診療について当院は、三鷹市や武蔵野市、調布市、小金井市、西東京市を中心に多くの患者様よりご相談をいただいております。大切なご家族(動物)の具合が悪くなると、焦ってしまうのは当然です。日頃の観察と事前に準備していただいた正確で優しい情報が、動物病院との架け橋となります。犬や猫、うさぎ、ハリネズミ、ハムスター等の幅広い動物さん達を診療しておりますので、何かご不安なことがあれば遠慮なくご連絡くださいませ。その子の性格や特徴、ご家族との生活スタイルにあわせて、ともに治療方針を相談していけたらと思います。セカンドオピニオンも受け付けておりますので、何か気になることがあればご連絡くださいませ。日曜、祝日も診療を行っております。